みなさん。こんにちは。
海外ドラマ「チェルノブイリ」を観ましたので、簡単にレポートさせて頂きます。
ドラマ「チェルノブイリ」とは
概要・あらすじ
誰もが知っている、1986年4月26日未明に発生したチェルノブイリ原子力発電所での爆発事故を描いたテレビドラマです。
人類史上最悪と呼ばれるチェルノブイリ原発事故、旧ソ連政府が事実を隠蔽しようとする中、被害の拡大を少しでも抑えようと試みた3名を中心に物語が進んでいきます。
本作品の主人公であり、事故の調査にあたった科学者ヴァレリー・レガソフが真実をテープに録音し終え、自ら命を絶つところから物語がスタートします。
事故発生から、翌年法廷でのやり取り、その後の対応を全5話に渡って描いてます。
事故当時の緊迫感はもちろん、ソ連政府や発電所幹部がいかに事態を隠蔽しようとしたかを克明に描いた作品です。
観終えた感想
とにかく、描写がリアルで終始緊迫感のあるドラマです。
特に被曝した消防隊員・原発作業員に姿が、大変痛々しく、目を背けたくなるくらいリアルに描かれてます。
被曝するとこんな姿になるのか…。こうやって、死んでいくのか…。と考えさせられます。
一瞬、恐怖のあまり観るのを止めようかと思ったほどです。
福島原発事故を扱った「Fukusima 50」と比較してますと、
「Fukusima 50」は原発作業員を英雄として扱った作品であり、英雄叙事詩的な作品です。
その為、観終わった後、どこか前向きな気分になれますし、涙を誘います。
一方で、「チェルノブイリ」は人類滅亡の危機を救った英雄の物語ではありません。
巨大な組織による隠蔽体質、部下への責任転嫁や幹部連中の保身の怖ろしさに焦点が当てられた作品です。
小さなウソが積み重なると、取り返しのつかない事態を招く。そして、その恐ろしさを身をもって体験できる作品です。
事故が起きたのは、もう34年も前の話ですが、これは決して過去の話ではなく、現代でも起こり得ることです。
コロナウイルスの影響により、世界各国が緊急事態下にある、今だからこそ観る価値のある作品なのではないでしょうか。
リアルな描写、映像、音楽に終始圧倒され、とても考えさせらる作品でした。
1人でも多くの方に、この作品を観て欲しいと思います。
私は、レンタルビデオ店で借りましたが、アマゾンプライムでも観れるようです。
それでは、みなさん!
また、お会いしましょう!!